Pleasure Seeker's

~ゆかいにあそんでお気楽じゃまあいいかライフ~

『ゴールデンルーフ』

 昨年末の12月29日、恵那・笠置山の『ゴールデンルーフ』を登ることが出来た。

   
More Climbing! 恵那・笠置山『ゴールデンルーフ』

この課題のあるテンプテーションエリアは駐車場から離れていて結構大変。クライミングエリアが公開された当初、行ってみたがたどり着くことが出来なかった。その時山の中でカモシカに遭遇。とても驚いたことを覚えている。

 11月7日に『エキドナ』を完登したあと、さて次は何をやろう?名前のカッコいい『ナイフのようなカンテ』や宿題になっていた『イルカ』をやってみたがどちらもソロでは一寸厳しい感じ。次の目標が決まらないまま11月19日に笠置山に行った時は午後から雪が降り始めた。そのまま帰るのもなんなんで『ゴールデンルーフ』の偵察に行ってみた。中腹は雪ではなく霙まじりの雨、その中トポだけ持ってテンプテーションエリアへ。遠いとは聞いていたが前回の件や駐車場に車も止まって無かった事もあって、エリアにたどり着けるか不安だった。

 どうにかこうにか到着、モスブリッジが見えた時はホッとした。早速岩窟に入って解析開始。スタートホールドはこれだろう、フットがこれで、一手目・・・。

ムーブが全くイメージ出来ない。いやぁ~これは大変、こんなの出来るのかぁ?でもホールドはすごく悪いってわけじゃないし・・・。後半が簡単だとはいえ、マット2枚とサブマット1枚、ソロじゃ厳しいかぁ。。。

 どうしようか思案しながら下山。天気は回復せず相変わらず霙まじりの雨が降っていた。駐車場まであと少し、車が見えて気が緩んだのか濡れた石に滑って転倒。お尻をしたたかに打ち付けた。あまりの痛さに暫く動くことが出来なかった。

帰路、打ったところが痛く座っているのが大変、無事帰ることが出来てよかった。

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ビレイデバイス(確保器)について

 ブラックダイヤモンド(BD)の『ATCパイロット』を購入した。

新しもの好きってわけではないが、新商品はやはり欲しくなってしまう。

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 いつも使っている確保器はエーデルリッドの『ジュル2』。エーデルリッドの製品を使い始めたのは2014年の春に『メガジュル』を購入してから。2016年の春からは『ジュル2』を購入し二つ目に。それ以前はBDの『ATC』、『ATCスポーツ』を使っていた。

 『メガジュル』を購入した理由はもちろんフォールを確実に止めるためではあるが、❝もしも万が一の時❞に備えてのためである。

その❝もしも万が一の時❞とは一体どんな時か?それは自分の身体に何かが起こった時の事である。厄年をとうに過ぎ、あちこちガタがきている。そのくせ身体的精神的にかなり負荷の高いことばかりしている。腰や膝なんかの痛みはほぼ慢性化、体力はなかなか回復しないし疲れは抜けない。自覚症状があればいいが身体の中の事はさっぱりわからない。最近血圧サージなんて言葉をよく耳にするし・・・。

ビレイ中、例えばいつ何時虚血性の疾患を発症するかもしれない。そうなった時、自分はおさらばしても、クライマーを道連れにするわけにはいかないので。。。

そう思うと確実に止める、最悪ロープから手を放しても止めることのできる確保器が必要となる次第。

あとは操作性と重さ。『ジュル』シリーズの操作性は『ATC』に近いので間違いを起こしにくい。『グリグリ』や『シンチ』のようなカムを利用するブレーキアシスト機能付きのデバイスは操作するのに慣れが必要だったりする。

『ジュル2』を使っての問題点は、ロープを引いた後すぐに繰り出す場合、ロックがかかってしまい、繰り出しに若干もたつく点。ロックを解除するには親指をブラケットに通して上に引き上げて解除するのだが、親指を通すのにいちいち手元を見なければいけないので、どうしても素早い繰り出しが出来ない。目視しないで出来ればいいんだけど。。。

重さについては『ジュル2』が105g、『グリグリ2』が170g。それほど変わるわけではないけど・・・。

結局自分にとって使い易いと思えるのが一番って事かな。

 

 

 さて『ATCパイロット』、使い勝手はどうなんだろうか?

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重量は『ATCパイロット』86g、『ジュル2』105g

対応ロープ径は『ATCパイロット』8.7~10.5㎜、『ジュル2』8.9~11.0㎜

ATCパイロット』は後発だけあって細径対応だし軽い。操作性もよさそうなデザインになっている。

黒い部分が樹脂製なので踏んづけたりしないように気を付けないと。

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いつも使っている『コンセプトHCスクリューゲート』と組み合わせたところ。

ロープを引いたときカラビナの回転防止用のワイヤーと干渉しないように⇔部分のクリアランスが必要である。なのでDMMの『ビレイマスター』のようなゲートにカバーがついているカラビナは使えない。

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早速ロープに通してみた。結構いい感じである。早く使ってみたいなぁ。

 

 

 

 

 

 それにしても『コンセプトHC』は傷まるけ。こいつも買い換えないと。

今度はグリベルの『クレプサイドラK10G』にしてみようかな。

 

 

 

雪!こんなはずじゃぁ

 昨日は笠置山ボルダリングの予定だった。しかし残念なことに・・・。

 

 前夜、Icemanと久しぶりに一緒に遊ぶ約束を取り付け、レーダーとアメダスをチェック。レーダーの予想では問題なさそうだし、アメダスの降雨量/積雪深はずーっと0が並んでいる。よし、明日は頑張るぞ!!と床に就いた。

ん、ノンちゃん塾が終わってお迎えに行ったとき、雪が舞っていたような・・・。

 

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祝!Iceman!!『アクシデント・ウルフ』R.P.

 

 4月25日は鳳来・ハイカラ岩でのクライミング。前日は恵那・笠置山で登ったので身体はヨレヨレ。二日続けてのリードは初めてだったけど、やっぱりキツかった。

 この日は晴れ、気温は15℃、湿度50%。岩もパリパリに乾いていて最高の状態。自分達の他にクライマーは2組で4人。ハイ・シーズンなのに意外と静かなハイカラだった。

 いつものように『入門』でアップを済まし、『パンダ』へ。先着していたクライマーがすでに『パンダ』に掛けていたので、お借りしてトライ。『ウルフ』から分岐するところでテンションが入ってしまった。結局ワンテンだったが進歩無し。2本目はもうボロボロ、身体がまったく動かない。時間もかかるし、ギアは借り物だし、無理して登って事故を起こす可能性も無いわけではないので、ここは潔く?敗退。情けない・・・。

 で、Iceman。前日も一緒に登っていたのに調子は良さそう。1本目はリップ取りで落ちてしまった。2本目のトライ、出だしのアンダー・マッチで剝がされそうになった時は一寸ドキッとしたが、そのあとは安定した登りで確実にこなしていく。そしてリップ取り、クリップ!ビレイしていてドキドキ、核心を越えてガバを取りクリップしたときは心の中でガッツポーズ、無茶苦茶嬉しかった。

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フェイスに出てからは順調順調、ビレイポイントからはよく見えないけどね。ロープを出しながらいろんな思いがあふれ出てきて、嬉しくて嬉しくてもう大変だった。

Iceman、おめでとう!

 

 Iceman渾身の登りはコチラ

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 少し登り足りない気もしていたけど、身体がダメダメなんでいつもより少し早めに撤収下山。しかしこれが大正解。下山がこの日一番の大仕事だった。さらにIcemanと別れた後、もう眠くて眠くて運転が大変。事故にならなくてホントよかった。

連日のリードは、やっぱひかえたほうがいいのかなぁ。

 

 

『猫も杓子も』

 4月12日は今年3回目の鬼岩でのクライミング

今回のパートナーはicemanではなく、トクマスくん。前日が雨だったので行こうかやめようか迷ったけど、『猫も杓子も』を狙っているトクマスくんは行く気満々なご様子。雨量はそこそこあったが、気温は低く、南からの風でもなかったので作戦実行することに。とはいえ実際到着するまで結構心配だったが、岩の状態はとてもよかった。天気は晴れ、最高気温(河原)は12度。湿度55~65%。

 

 さて、この日はトクマスDayというわけで、トクマスくんにお付き合いして河原で遊ぶことに。そのトクマスくん、アップから『猫杓』。ギアを掛けながら入念にムーブの確認。これがまぁ~長い長い。河原は風が通るから寒いし、他にクライマーはいないし、その他諸々あって文句は言えんし・・・。こんな時じゃないとやりたいと思っていたことが出来ないから、準備のため久しぶりに『猫杓』にとりついた。

何回かテンション入れたけど、思っていたほど大変じゃない感じ。何度もリピートしているけど、少しは上達しているような気がしないでもないかな。リピートするのもやっぱり大事なことだね。

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 さて、トクマスくんのトライ、ギャラリーがいないのが一寸残念だけど、このピリピリした感じ、いいねぇ。出だしは順調、中間部もムーブを迷うことなくこなしレストポイントへ。足が決まっていないのか左手が上手くシェイクできていない。んー、大丈夫か。数手をこなしクリップ、一寸レスト。さぁ、左右の猫パンチで終了点だ、頑張れ!トクマスくん、がんばりました。完登おめでとう♪

 で、やりたかった事とは?

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 トクマスくんもR.P.して、自分もやりたいことが出来て、いい一日だった。

そして何よりも自分のビレイでR.P.!これは何度経験してもとても嬉しい。

トクマスくん、おめでとう!よく頑張った。

 

 

 

 

 音楽つけるかどうかすごく迷ったけど、一寸ピリピリした感じを出したかったんで後半だけつけてみた。まぁ、よかったかな。

 

 

 

 

 

 

残置ワンちゃん

 3月に入ってから鳳来でのクライミングを再開した。

10日は2回目の鬼岩、この日は晴れ時々曇り、しかし気温は上がらず5度止まり。風が強く、しかも昼過ぎには雪もちらつきとても寒かった。

 クライミングにはかなり厳しい条件ではあるが山登りには最適なようで、平日にもかかわらず何組か登山者がいた。そんな中、ワンちゃん連れのマダムが登ってきた。お供はよく躾けられた中型の雑種犬。「こんなところ登ってるのぉ~、すご~い。見てたいけどこの子がいるから・・・(云々かんぬん)・・・」と言って登って行った。

 しばらくすると乗越(尾根)の方から犬の吠える声が。なかなか止まないし、遠ざかる気配もない。だんだん変な感じがしてきたもんだから鬼岩乗越(尾根)まで行ってみた。するとさっき登って行ったワンちゃんが残置されているではないか。なんてこった、かわいそうに・・・

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 まぁ、左手の急坂を登れなかった?からワンちゃんを置いていったの思うが、この先❝胸突き八丁❞の急登やハシゴ、鎖場、❝馬の背❞なんかの難所が続くので、ここを超えたとしても、きっと何処かで残置されるとは予想できるのだが、はてさて、いかがなものか。。。

 

 お昼過ぎ、最終トライをしようかという時、件のマダムがわんちゃんと下りてきた。そこで声をかけた。

「ワンちゃん置いて行きましたよね、ずっと吠えていましたよ」

「え~~っ、そうなんですか?この子普段吠えないんですけど」

「いやいや吠えていました。あんまり吠えてるもんだから、なんだか心配になって何かあったんじゃないかと思って尾根まで様子見に行きましたよ」

「えーーっ!見に行かれてんですか?」

「そうですよ、ずーっと吠えてたもん、ホントに何かあったんじないかって心配になったもんだから」

「そうでしたか、本当にすみません、もうしません、・・・」

マダムは反省しきり、コメツキバッタのように何度も頭を下げて下りて行った。

その様子を見ていた相棒のiceman

「うまいこと言いましたねぇ~、これで山に連れて来なくなりますかねぇ~?」

そうだといいけど。。。

 

 いつの頃からか山に犬を連れてくる人をちょくちょく見かけるようになったが、どうかなぁ~、って思う。

犬と一緒の登山者を見かけるたび、どうかなぁ~、って思うのは、犬が苦手な人がいるということ。犬が苦手な人にとっては犬の大きさなんて関係ないんじゃないかな。たとえよく躾けられているとしてもポメもドーベルマンも一緒、抱っこされてようが柵の中に入ってようがダメなものはダメ。今回みたいに登山道をふさいでいたら、犬だダメな人はここで進退窮まっちゃうよ、きっと。チョッとまいて(道をそれて)進むこともできるだろうが、それで事故にはならなくてもそれはそれで面倒だし、危ないと思う。

 犬敗退、そんな結果にならなくても、折角来たのに嫌な思いをするのは、やっぱりどうかなぁ~。。。

 ちなみに僕もicemanも犬好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 で、クライミングは?

今季2回目の鬼岩であったが、心配だったアプローチは思いのほか大変じゃなかった。それが最大の収穫かな。パンダは2テン、これはもしかして上出来かも!?

楽しいシーズンになるといいな♪