OBD2スキャナーでわかること
先日CX-5に取り付けたOBD2スキャナー、これがなかなか面白い。
OBD2アプリ『Car Scanner』で読み出せる項目はとても沢山ある。
表示できる画面(ダッシュボード)は三つ。項目は好きなように選ぶことが出来る。もちろん表示のデザインも。ただし無料アプリなので広告が入ります。
先ずはダッシュボード1
左のメーターはインテークマニホールド圧力。カッコいいけどインマニは負圧?じゃなかったっけ、マイナス側のゲージもあるはずだが・・・、まぁよく分からんが。
中央の列は水温、油温、バッテリーの充電率。愛車の後期KE型CX-5のメーターパネルには水温計と油温計は無く警告灯があるだけ。もちろんバッテリーも同様。これはありがたい。
右列上段はトルク、中段は前輪と後輪の駆動力分配率。ディーゼルでAWDだから知りたいんだけど数値が表示されない。スキャナーの問題かアプリの問題か?無料アプリだから制限があるのかも。残念。右下段はDPF内のPMの生成率。これが知りたかった♪
表示されない項目を載せてても無駄なので空気流量とスロットル位置に変更。
ダッシュボード2はEGR関連の項目と吸気関連の項目に設定
❝EGR❞はExhaust Gas Reciriculation排気ガス再循環の略で、排ガスの一部を空気と一緒にシリンダーに再吸入させて燃焼温度を下げ、窒素酸化物NOxの生成量を抑えるエンジン技術。排ガスが吸気側に再循環すれば当然煤は吸気側にも溜まる、ってことになる。
左側2列の4つの数値を見たって何のことだかさっぱり。吸気量に含まれる再循環された排気量の割合って事はなんとなく分かるけど。。。
EGR OPENは排ガスを吸気に送るための弁の開度と思われる。
右列のTC-A/B CINPはターボチャージャーのインテーク側の圧力。ターボで過給するからインマニは負圧にならないのか?常に過給されているわけじゃないし・・・。ブースト圧力ってどこにかかっているんだ?分からないことだらけだ。
ダッシュボード3はDPF関連の項目を選択。一番知りたかった煤問題の項目。
煤問題の煤とは即ちPM(粒子状物質)の事で、以前某都知事がペットボトルに入れて振り回していたアレ。
❝DPF❞はDiesel Particuiate Filterディーゼル微粒子集塵フィルターの略。
左上段DPF PM GeneratedはPM(粒子状物質)の生成率、中段DPF REG DISは前回のDPF再生完了からの走行距離を表示。左下段のDPF REG STSはDPFの再生状態を示し再生中は1.0、それ以外は0.0で表示される。
その隣、左から2列目上段DPF DPはDPF差圧、中段DPF PM ACCはPMの堆積量、下段DPF PM GENはPMの生成量。
右から2列目上段DPF REG CNTはDPF再生回数、中段DPF LMP CNTはDPF警告灯の点灯回数。下段は差圧排気。右の列は排気関係(DPF関連もあるが)。よくわかりません。
273キロ走っているのでそろそろDPF再生が始まるんじゃないかな。
DPF再生は、PMが一定量溜まると燃料を少し多めに噴射して排ガス温度を上げ、DPF内の温度を上げて触媒に溜まったPMを燃焼させること。概ね走行距離250~270キロで自動で実行される。モクモクタイムと呼んでいます。
スロットルの周りにも煤は溜まるらしいが、どういう数値だとそれが分かるんだ?
PMがどれだけ溜まって、どれだけ再生されないとDPFが異常って事になるんだ?
EGRの異常はどう判断すればいいんだ?
イロイロな数値を見ることが出来るようになったはいいが、どう見ればいいのか分からない。まぁ、はじめから分かっていたことだけど・・・。
もうすぐ年次点検なのでメカニックにいろいろ聞いてみよう。
これも分かっていたことだけど、走行中はスマホを見れない。
ピントスピードは追いつかないし老眼だし。そもそも注視することは論外だし。停車中に見るくらい。ならスマホホルダーは必要なかったのかも⁉
スクリーンショットは妻の運転中に撮ったのだが、自分の運転感覚と違うんでこれがなかなか難しかった。もっと踏め!!なんて言えなし・・・。